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六道骸はエキセントリックな髪型をした、非常に美麗な少年だった。
赤と青のオッドアイを持ち、スラリとした肢体。
けれども、彼を語るならばその容姿では無く、抜きん出た特異な能力と、生きざまにこそあるだろうと沢田綱吉は思う。
視線の先を、固まって見詰めながらそう思う。

「…リボーンが来てから、俺の人生バイオレンス!!」

帰宅中である生徒達の視線をもろともせず、並森中学の校門に佇む六道骸。
彼は手にした三叉の槍を綱吉に突き付けおもむろにのたまった。
「さあ、契約しますよ。大人しくしていれば、痛みはさほど感じません。…いえ、嘘をつきました。痛くします、僕」
柔らかな笑みさえ浮かべていた。

「もはや、ツッコミ追いつかねえー!!」

「ツナ!」
「じ、十代目っ!!」

友人二人を振り返る余裕など無く、綱吉は渾身の力でその場から駆け出す。
骸はくふ、と笑い、余裕さえ見せながら追いかけて来る。
振り返ると、手にあった槍は消えていて、綱吉は少しだけ安堵した。
本当に少しだけ。

「む、骸、お前ホントなんなのー!?」
走りながら叫んだ為に舌を噛みそうになる。
「マフィア撲滅を願う、輪廻に咲く一輪の蓮、とでも称しましょうかねえ」
ふむ、と器用にも顎に指を添えるが、スピードが落ちる事は無い。

「もう、こいつ嫌ぁー!!」

後ろから羽交い締めにされ、並森の町に綱吉の絶叫がこだました。

「相変わらず騒がしい。…まあ、今日はこの辺で許してあげましょうかね」

涙目で見上げる綱吉の鼻を摘まむと、クフと笑い、骸はくるりと踵を返す。
その足取りは軽かった。

「意味わかんねえ…」

どっと疲れ、項垂れる綱吉が、骸の本心に気づくのはまだまだ先のお話し。

終わり


(._.)…内容無い

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